世の中には石鹸があふれ返るほど出まわっています。大手、中堅、どころでなく、ひょいと楽天を覗けば小さな石鹸屋さんが軒を連ね、自分とこはココが優れています! 時間をかけ苦心して作りました! 買ってくださいのオンパレードです。石鹸も、成熟された市場ですね。
石鹸のパッケージに書かれた、成分表示。石鹸素地とか、カリ石鹸素地とか。もしこれしか書かれていなければ、シンプルな石鹸です。いわゆる、無添加石鹸。脂肪酸と水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)の科学反応のみ。紀元前から作られてきた、純石鹸です。
無添加志向の...
続きを読む≫ 2014/05/20 01:47:06 メイン
石鹸素地の話をすると、なぜか無駄で公害な汚染が、反対側に陣取りますね。そちらを見て、石鹸素地の話になるのだと思います。成分表示を見る人が、石鹸素地という言葉を知っているわけですから。知らなければ広告される美容効果の謳い文句のみ知っている、ということになります。
あるいは、これだけ石鹸が売り出されているのに、自分に合う石鹸がどこにもない、とも言えます。物であふれ返っているのに使えるものが、どこにもない、というのも、不思議な話ですね。手作りすれば、これ以上ない自分にぴったりの最優良品を手にすることが...
続きを読む≫ 2014/05/20 01:47:32 メイン
石鹸素地は、脂肪酸と水酸化ナトリウムの科学反応によって作られると書きましたけど、この脂肪酸が何なのかによって、石鹸の質も変わっていきます。もちろん作り方にもよりますけれども、石鹸の質を決める要素として、使用される素材も重要です。
では、脂肪酸とは何か。科学はあまり得意じゃないので吃りそうですが、要は、脂質です。いや、脂質の主な成分か。消費者庁食品表示課・資料2(http://www.caa.go.jp/foods/pdf/100910_3.pdf)、で分かりやすく説明していますので、そちらをご参...
続きを読む≫ 2014/05/20 01:48:13 メイン
キャノーラ油、パーム油、オリーブオイル、大豆油、ベニ花油、シソ油、ゴマ油などの、食用油として馴染み深いものから、ココナッツオイル、アボガドオイル、マカダミアナッツオイル、アルガンオイルなど、一般的にはあまり知られていないけれども、石鹸素地づくり派には見知った油類も、とうぜん入ります。
いま一例を列挙しましたが、こんなものではないです。人類の歴史は油の歴史ですか、などと、口走ってしまいそうになるほど、世界中に油が埋まっています。廃油でもオッケーです。大油田です、笑。
なぜ油なのかと言えば、汚れは油...
続きを読む≫ 2014/05/20 01:48:44 メイン